10月28日(土)にワークショップ「八月踊りをマスターしよう」が行われました。
八月踊りとは、旧暦の八月に五穀豊穣を祈願して集落ごとに行われていた祭りの中で踊られていたもの。太鼓を鳴らし、老若男女が輪になって踊り、掛け合いを行いながら各家を回り夜通し踊りました。
奄美大島では北部は”種下ろし”、南部では”やーまわり”など集落ごとに呼び名も違い
歌詞やメロディも少しずつ異なります。
現在でも各集落ごとに行われている奄美大島の大切な行事のひとつです。
放浪館のある戸口集落でも、盛んに行われており子供たちだけで踊るグループもあります。
放浪館志塾では島にまつわる様々な文化や自然を体験するワークショップを行っていますが、これまで八月踊りを真正面から取り組んだことがありませんでした。
今回は、この島で一番大事なものの一つである八月踊りを体験したいと思います。
【講師登場】
本日の講師はその戸口子供会の皆さんです!!!
まずはらいぞう兄ちゃんとせんじゅ姉ちゃんが唄いながら登場です。
先輩たちの大きな歌声にみんな惹きつけられています。
【Warm up】
自己紹介が終わったら、Warm upとしてシマグチかるたを行いました。
かるたって不思議なもので、いつの間にかみんなの距離が縮まってどんどん仲良くなっていきます。
【練習開始】
さて、かるたが終わった後は5班に分かれてすぐに練習開始です。
のい姉ちゃん班
ゆずな姉ちゃん班
らいぞう兄ちゃん班
せんじゅ姉ちゃん班
ゆら姉ちゃん班
先生たちよりも、姉ちゃん兄ちゃんの指示をきちんと聞いている志塾生たち。
頼もしい先輩たちです。
志塾生は島内のいろんな地域から来ているので、
自分の集落と全然違うなあと少し戸惑う子や
名瀬の市街地に住む子は初めて踊るという子もいました。
ある程度教え終わった後は、みんなで早速踊ってみましょう!!
正しいではなく楽しいか。みんなで踊ればきっと楽しい!
兄ちゃん姉ちゃんの後を列になって円を描きながら、真似をしていきます。
覚える曲は5曲ほど。何周か踊っているうちにすぐにお昼がやってきました。
【ランチタイム】
ランチタイムでも仲良くしているこどもたち。
天気も良くてお弁当美味しいね。
【いざ本番!】
さて、午後からはヒゲ先生が今日の為に作ってくれたまめしぼりを頭に巻いていざ出陣!!
敷地内の広いお庭のほうへ移動します。お庭のほうではもう準備が整っていました。
あとは、戸口子供会のみんなを待って合流したらすぐに始めます。
子供会のみんながやってきました。さあスタートです。
さすがに踊りなれている子供会のみんなに圧倒されながらも一生懸命踊る志塾生たち。
子どもたちの可愛い姿に大人たちも見ているだけで楽しい気持ちになってきます。
最後の六調(ろくちょう)が終わったら、一人ずつお菓子やヤクルトを頂きました。
実際の八月踊りでも踊り終わった子供たちにはお菓子がふるまわれます。
大人にはお酒です!
戸口の子供たちはそのまま集落の方へ踊り行きました。
さて、志塾生たちは・・・
【マコモ収穫】
八月踊りは五穀豊穣祈願の踊り。
それに合わせて?7月に植えたマコモが実りましたので有志で収穫を行いました。
場所は秋名の集落まで移動しました。
先生の指示のもと、早速刈り込んでいきます。
マコモは根っこの部分を食べますのでなるだけ泥に沈んでいる部分を刈っていきます。
やはり、泥のプール状態になる男子たち笑。でもめちゃくちゃ楽しそうです。
最後は絵になる由庵と花パパ。
踊り疲れのなか、よく頑張りました!
百本近いマコモを収穫してそれぞれおうちに持ち帰りました。
炒め物にしたり、そのまま直火で焼いてもとても美味しいです。
今日はいろんな地域の方にお世話になりました。
戸口集落、山口さん、秋名集落の皆さん、大江さん
のい、ゆずな、らいぞう、せんじゅ、ゆら、
ありがっさまりょうた!!
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