12月18日日曜日、今年最後の志塾ワークショップが行われました。
今回は、平たく言うと「模擬選挙」。
だけれど、ここは放浪館です。さてどんな選挙になるでしょうか？
【Rock, Paper, Scissors】
とてもとても寒い日でしたから、みんなも少し元気がありません。
なので、まずはいつものようにウォーミングアップ！
じゃんけんを英語でやったことはありますか？
私は大人になるまで知りませんでしたが、
英語でもあるんですねえ。
Rock, Paper, Scissorsって言うんです。
グーはRock（岩）
パーはPaper（紙）
チョキはScissors（はさみ）
負けた人は勝った人の後ろに引っ付いていきます。
最後に一番先頭にいる人が勝ち！じゃんけんトレインです！
さあやってみましょう！
ルールは知っているので、次々に対戦。どんどん列が長くなっていきます。
中学生のボランティアお兄さんお姉さんも加わっています。
【政見放送づくり】
国政選挙が近くなると、NHKで候補者が公約を述べる”政見放送”が流れますよね。
これを塾生、ひとりずつ撮影します。
奄美大島では集落の事をシマと呼びます。シマのTOPは区長です。
今年度、放浪館志塾では塾生たちには原始の島を体験するということ軸にワークショップを行っています。ミロコマチコ先生と海山を創造することから始まり、泉和子先生と島の植物はどうやったら食べられるのかを探り、鮎川 万友先生と島の石で道具を作りました。
今回は、そうやって自分たちで造ったシマの区長になったら、どういう公約を実現したいか！を熱く述べていただきます。
班単位に分かれて、内容を整理してどうやったら伝わるかを考えています。
そして、撮影！何回か取り直している子たちもいます。
すべての政見放送が撮り終わり、休憩の後にこれらをみんなで見ていきます。
【大選挙開幕！！】
じっくりと候補者の意見を聞き入っています。
じっくりと候補者の意見を聞き入っています。
印象に残った公約
・ウィンタースポーツが楽しめる島に！
（特にアイススケート、温泉施設も作るよ～）
・プログラミングで島を世界に発信！
（島の魅力を詰め込んだアプリを公開、その収益で島を豊かに。）
・ごみのないきれいな島にする！
（世界自然遺産なのにまだゴミがある、ごみを拾った人には地域で使える商品券をあげる。）
・奄美の事を知ってもらいたい！
（奄美の番組を２４時間放送するTV局をつくって世界中に配信したい。その収益で自然を守りたい）
・アスレチックパーク・キャンプサイトを作りたい！
（自然がたくさんあるのに、あまり子供たちが安全に遊べるところがないので楽しめる場所を作りたい。）
・離島の荷物配達の時間を短縮！
（小さいものはドローンで１分以内に、大きいものはロケットで遅くても１０時間以内に。）
・環境を守るために落ちているペットボトルを通貨として使えるようにする！
（350ml=50円、500ml＝20円、750ml＝25円 …）
・天気がいい日は休める券！
（今日海に行きたかったら、券で学校休めます）
・笑って過ごせる島に！
（泣いている人、元気がない人にはお菓子をあげる。寝たきりになってしまった高齢者にVRを使って八月踊りをもう一度体験させたい）
などなど、、、これは一部になります。
すごくないですか？？ 実現できそうなものもあるし、子供ならではの夢がいっぱいの公約もあって、聞いているだけでウキウキしてきます。
みんな島の事を真剣に考えています。私を含めて大人も見習わないといけませんね。
最後は、投票用紙に１票ずつ名前を書いて投票しました。
厳正なる選挙管理員会の開票のもと、
なんと、、、接戦で今回は２人の区長が誕生！！
第１回夢のシマ区長は卓さんと歩さん！
くす玉割り、ダルマに目入れなど当選セレモニーを行っています。
最後は万歳三唱です。フフフ
早速、新聞記者から当選の喜びをインタビューされています。
後日、本当に新聞記事にもなっているんですよ~。
本当に１つくらい実現できないかな～と先生たちも公約に感心しておられました。
この子たちが大きくなって、今よりも良い島になっていると良いなあ。
いっしょに良い島にしていこう！
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