- 放浪館管理人
【志塾】第1回 ワークショップ 「ハヂチを楽しむ!」
さて、新型コロナウィルスの影響で開塾が遅れておりました放浪館志塾もようやくすべての生徒がそろってにぎやかな日曜日が戻ってきました。
先生たちも昨年度から継続した生徒たちに久しぶりに会うことができてとっても嬉しそう。
さて、この日は新しい生徒たちと、継続生徒たちの初対面でもあります。
始めまして、の意味も込めて簡単な英語の遊びを行いました。
(ルール)
中央を向いて輪になり座ります
↓
イアン先生が輪の周りを走りながら、1人の肩をトントン
↓
肩をトントンされたら、その人は立ってイアンと話をします。
↓
イ「How are you?」 ○「I am fine!」
イ「Good. I'm Ian. May I ask your name?」 ○「 yes I'm ○○.」
といったかんたんなやり取りをした後、この2人は右回り左回りと別々に輪を周り始めます。そして、最初の位置まで早く来たほうが座れる。といった日本語で言うと「ハンカチ落とし」みたいな遊びですね!
早速やってみましょ。
みんな恥ずかしがらずに、ちゃんと自己紹介していたし、あの走って場所に戻る時のワクワクがたまらないよね!! 見ていたこちらも笑いが止まりませんでした。
さて、気持ちがほぐれたところでワークショップの始まりです。
「ハジチ」は奄美大島から沖縄までの南西諸島に見られた入れ墨文化のことです。
今日はこの島独特の文化について学んでいきます。
入れ墨は昔、大人になった証だったり、健康や長命・繁栄などを願って世界中でいろんな民族が体に刻んでいました。日本でもこの奄美大島以外に北海道のアイヌ民族がいます。
アイヌ民族は顔に入れていましたが、奄美大島では手の甲に入れられていました。
志塾生徒のおばあちゃんの、おばあちゃんくらいの世代が最後ではないかなと言われています。
その最後のハジチ世代の方の聞き取りをした本を参考に、優子先生が印の意味や集落とか地域によってデザインが違うなどの説明をしていきます。いろんな意味を持つハジチだけど、最後はやはりカッコいいデザインを入れたいという今っぽい理由で流行り廃りがあったそうです。「カナチヨ姉のハジチ、イケてる~」みたいなことがあったんでしょうね。
--
そうやって、ハジチが少しわかってきたところで自分のハジチをデザインしてみよー!
放浪館のタブレットでデザインしていきます。
個性的で素晴らしい作品ができてきました。何人かが、ハジチの意味を立って発表してくれました。
さて、続いてはチーム戦。
5チームに分かれて、渡された紙をヒントに館内に隠された世界各地のタトゥーシールを捜索します。そして、何族のものなのかを一致させていきます。
ヒントをよく読んで相談しながら、探し回ります!
「あったー!」とか「こっちこっち」といった声が響いてにぎやかです。
ヒントをよく読んで、チーム内でもよくディスカッションしていましたね。
そのおかげみんな大正解!!すばらしい。
午前中はここまで!
<お昼休憩>
楽しそうにお昼を食べた後、三々五々、好きな本を読んでいました。
----
午後の部スタートです。
午前中にタブレットにデザインしたハジチを実際の自分の手に描いてみよう!
2人一組になってペアの人のハジチを説明します。
そして、最後に待ち受けるのは
Toguchi Haditi Collection
トグチハヂチコレクション! THCだ!
先生たちによるデモンストレーション。

気合が入りすぎた先生たちに若干引き気味の生徒たち(笑)・・・さあ!君たちもやろう!
でもはじめたら楽しそう↓↓↓↓
ちなみに、野獣先生がナリマン(ソテツの実からできたほっこりヒーロー)になるまで。
※ナリマンからのメッセージ※
「オタガイニ、カオニ、ラクガキシアエバ、スグニナカヨクナレル!」
自分たちで考えた、コメントを優子先生が読み上げながら一人ずつ登場していきます。
最後はチームごとに決めポーズ!!