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放浪館管理人

【志塾】編む織るアートを楽しもう!

7月7日、編む織るアートを楽しもうのワークショップが行われました。


奄美大島はいろんなものを手作りしてきた島ですが、その1つが大島紬ですね。

本日は島の産業の一つでもあった大島紬にちなんで、編んだり折ったりすることから

どのようにして着るものが作られるのか?を学びたいと思います。


【Let's make a ストロータワー!】

今日のウォームアップはストロータワー作り。



ルールは3つだけ

・(手で)支えずに立つようにする

・傾いたら、その高さで計測

・机にテープで固定はNG


さて、一番高いタワーをストローで作れるのはどのチームでしょうか?

使えるのは曲がるストローとマスキングテープのみです。



どのチームも試行錯誤しながら、高さを上げていきます。

さあさあ時間終了!

終わってみると、自立していたタワーは5チーム中2チームだけでした。

1番高さがあったのは土台を四角にしたチームでした。

もう1回やりたい!とたくさん声が上がりました。


そうですね。まだ何通りもやり方がありそうです。


【講師登場】

本日の講師は内山初美先生です。

名瀬の町で「あまみ~る」という、はた織や紬にまつわるものが学べるお店を営んでおられます。

これまでも、何度か志塾のワークショップを手伝って頂いています。



今日は先生のお孫さんでもある志塾生・原 美波さんが紹介してくれました。


【織物はどうやってできる?】


基本的に織物は縦糸と横糸でできています。

有名な「たーての糸はあなた~♪よーこの糸は私~♪」という歌もありますね。


島にも糸くり節というシマ唄があり、

「糸は切れても結べるけど、人の縁は切れたら結ぶのが難しい」という歌詞があります。

それほど島の暮らしには織物が密接に関わっています。

この先生がもっている繊細な模様の大島紬も、縦糸と横糸で表現されています。

縦糸、横糸、この構造が分かれば自分たちでも織物が作れます!と初美先生はおっしゃいます。


【トレーに縦糸を張る!】

ここからは早速実践に入ります。


おうちから持って来てもらった食品トレーが今日は織り機になります。

この端に、定規でしるしをつけていき、縦糸が入る切り込みを入れていきます。



簡単に見えてなかなか難しい作業です。

不揃いではありますが、なんとかみんな張れたようです。


【横糸を通してみよう!】

さて、次は横糸。

こちらも家から準備して着てもらったもう着ない服を細く裂いてきてもらいました。


この裂き布の先端に割り箸をつけて、もう一方の何もついていない方を使って縦糸に横糸を通していきます。

これが難しい・・・。


コツを掴んだ子たちからどんどん織り上がっていきます。

ちょっと進んだら大きめの櫛で、トントンと締めます。

実際の機織り機にもこの動作ありますよね。



良く締めておかないと後で大変なことになります!


色とりどりの色んな素材の布が織り上がっていきます。

良い調子でここまで来たところで、お昼になりました。


【お昼休憩】

みんな集中していたおかげで、お腹が減ったようです。



もうかなり暑いですが、外で気持ちよさそうです。

女子は海を見ているふりで、お顔を撮らせてもらえませんでした(笑)


【仕上げ!】

お昼休憩中にも、女子たちはすぐに再開したいと織り始めるくらい

織りの楽しさに目覚めたようで2枚目を作り始めた子もいました。



しかし、苦戦したのが織り終わりの糸の処理です。

ここを結ぶの難しく、横糸のトントンが甘かった子は布がバラバラになっていました。

こういった作業の中で、布の構造が良く理解できたようです。


【お披露目】

様々な布が織り上がりました。

仕上がってみると、どれも個性的ないい仕上がりです。

元は自分が来ていた服でもあるので、愛着ある布になりました。



それぞれの特徴と苦労した部分を発表してくれています。


【最後に】

今年の志塾テーマは先人に学ぶ。

5月ムスコ型彫り、6月ムスコ・ミキ作り、7月布織りときました。


これからお盆を迎えますので、自分の彫った型でムスコを作って、この布に載せて

ご先祖様にお供えしてみてくださいねと優子先生からお話がありました。


初美先生も、こうやって身近なもので布を作るということができます。

構造が分かったと思います。できたら夏休みにでも、やってみてくださいね。

おっしゃっていました。


最後にみんなで、初美先生いつもありがっさまりょうた!!


~補足~

太陽さんのおうちの旧盆セット


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