先日、6月20日に第3回目のワークショップが行われました。
梅雨時期はお外にもあんまり行けませんがそんな時は
お部屋で楽しくクッキングしながら島のことを学びましょう。
食文化も豊かな私たちの島はいろんな料理があります。
昨年に引き続いて、「心を伝える奄美の伝統料理」の著者で
奄美の郷土料理を研究しておられる泉和子(いずみかずこ)先生に
〇もち天ぷら
〇みき を教えていただきます!
どちらも島のお盆や八月踊りの季節には欠かせない食べ物です。
「ばあちゃんがつくっとった!」という子供たちもおり、彼らにとっても身近なようです。
とくに「みき」は島独特の飲み物ですよね。
みきは米とサツマイモをの汁と砂糖を混ぜて発酵させたものです。
和子先生は映画「君の名は」に出てきた口嚙み酒のはなしから、この「みき」もお神酒(おみき)として神様に捧げるものだったんですよという説明をしてくださいました。
子供たちも見たことある!ととても気になった様子です。
さあ、そんな神聖な「みき」をみんなで作ってみたいと思います!
4班に分かれて作業です。
和子先生が前の晩からお水に浸していたお米(うるち米)を配り、決められた分量の水とミキサーにかけます。
計量カップで、2リットルの水を計ることから右往左往していますが大丈夫でしょうか??
米と水をミキサーにかけるという、文字にすると一文で済むことですがそこにはいろいろ考えてやらないといけないことが出てきます。
そして、次は芋をすりおろして絞ります。
その間に、ミキサーにかけて細かくなった米を火にかけてお粥状にします。
大方の水分がなくなってきたら、砂糖とすりおろした芋の汁を混ぜます。
あら不思議! 粘度が高かった素材が少しず水っぽくなってきます。
さあ一品できましたね。
ここらでお昼です。
今日は、龍郷町のりゅうがく館をお借りしましたのでお昼は外の高倉で食べました。
なんか素敵~♡
ばっちり、お腹を満たしたら午後スタートです!
次はもち天ぷらを作ります。
餅粉と砂糖を計っておきます。
サツマイモをふかして、すりこ木でつぶします。
すこし、慣れてきて作業を分担していますね。
サツマイモををつぶし終わったら
計っておいた餅粉と砂糖を入れ、水を少しずつ入れながら
耳たぶの硬さまでこねます。
ここが一番難しいところかな?
さあ最後にこねあがった餅の形を整えて、揚げます。
油に気をつけて~~。
個性豊かなもち天ぷらが続々と出来上がっていきます。
意外と上手に揚げていきますね。
お待ちかねの試食!いい顔してるぅ~
放浪館にある月桃の葉っぱのお茶と、イアン先生が淹れてくれたティーと一緒に頂きました。
帰ってから、じいちゃんばあちゃんに食べさせたいと
持ち帰り用はひと際いいものを選んでいました。
キュン♡
お迎えに来た家族におもてなし。上手に盛り付けもできています。
みきはここから1~2日ほど寝かせてから完成です。
慎重に保存瓶に入れています。
みんな集中してよく頑張りました。後片付けも良くできていました。
先生の説明をよく聞いて、自分たちで工夫していたし
何よりも家族に食べさせてあげたいという気持ちが素晴らしいなと感じました
ワークショップが終わった後も、
ばあちゃんにあげたらすごく喜ばれたし、褒められたという感想や
家でミキの発酵を観察していますという報告、
お盆に仏壇に供えたいという連絡も頂きました。
お菓子を通じて、家族ともいろんな話ができたようで
放浪館志塾の先生たちも大変うれしかったです。
そして、何よりも泉和子先生、ありがっさまりょうた。
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