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【志塾】サマースクール2026

放浪館管理人
14 分前
読了時間: 7分

8月22~23日、放浪館志塾サマースクールが行われました。


8月のワークショップは毎年夏休みを利用して宿泊を伴って行われます。

今回は、初めて放浪館を飛び出してのサマースクールとなりました。


【長浜観光船バースに集合!】

朝7時40分、長浜観光船バースにみんなは集まりました。


港にはバスが到着しています。

さて、これから島の南に向かいます。どんな旅が始まるのでしょうか?

お見送りのお父さんお母さんとお別れです。「行ってきまーす」


【バスの中】

出発すると、優子先生からサマースクールについての説明がありました。

あいにく、台風が近づいており若干の変更がありました。


おしゃべりをしている子も、まだちょっと眠い子もいますがみんな元気です。


【古仁屋港に到着】

島の南部瀬戸内町の「古仁屋(こにや)港」に到着しました。

トイレ休憩の後、ここからガイドさんが乗車してきました。

エコツアーガイドの「本村信行さん」です。本村さんは瀬戸内町久根津(くねつ)集落にお住まいで、エコツアーガイドをされています。


久根津(くねつ)集落は瀬戸内町で唯一養豚を行っており、山羊も飼われているし、本村さんは自分でも鶏を飼っているそうです。その卵を販売もしています。朝日と夕日、どちらも見ることができる日当たり良い集落なんだそうです。


そんなお話を聞いているうちに、最初の見学施設に到着しました。


△


【須手(すで)水上飛行場跡】

先ほどの研究施設から出て、本村さんについて少し海のほうに歩いてきました。

ここからは少し戦争の痕跡が残る部分のお話です。


海軍の水上飛行機基地

奄美大島のこの地域は、第二次世界大戦中に日本海軍の重要な基地でした。

昭和16年8月に水上飛行機部隊が配置され、その2ヶ月後には海軍の司令部が加計呂麻に設置されました。


どうして水上飛行機?

通常の飛行場には長い滑走路が必要で、建設するには長い時間と費用がかかります。しかし水上飛行機は海があればどこにでも着陸でき、すばやく行動することができます。平地が少なく海に囲まれた奄美大島にはぴったりの飛行機でした。



終戦までの歴史

終戦間際、この基地からは水上飛行機による特攻作戦(体当たり)が実行されました。

悲惨な歴史を物語る重要な遺跡が、今でも残っています。

きれいな海を見ながら聞くお話は、本当にそんなことがあったのか信じられない内容でした。


【手安(てあん)弾薬庫跡】

バスは次に手安集落に到着しました。

この場所には、今からおよそ100年前に建てられた「弾薬庫」が、今でもその姿のまま残っています。


弾薬庫ってなに?

弾薬庫は、戦争の時に使う「弾薬」(銃の弾や爆弾)をたくさん保管する場所です。この手安の弾薬庫には、戦争で3年間戦うために必要な弾薬が、全部で 10万6千トンも保管されていました。当時の日本は、アメリカと戦争をしていて戦争が続くかもしれないので、たくさんの弾薬を用意していました。


中の構造

弾薬に一番ダメなのは「湿度」です。雨が降って空気が湿っていると、火薬が湿ってしまって使えなくなってしまいます。だから、ここは二重構造(二重の壁)を作り、その中に銅板をたくさん貼って、水が入らないように工夫しました。


ここには 3つの弾薬庫があって、2つは通路でつながっています。

ここと同じ作りの施設は、世界的にも珍しく、台湾と小笠原諸島にしか残っていません。



また、外壁は特別な凹凸(おうとつ)が付いた「ドイツ壁」で作られています。これは空の上から爆弾を落とす敵から見つからないように、光の反射を防ぐためでした。



戦争が終わったその後

残っていた弾薬はアメリカ軍によってすべて大島海峡に捨てられました。その後、海上自衛隊が一部を引き上げましたが、今でも海の底に眠っているかもしれません。

弾薬庫の銅板や鉄の扉など、値打ちのあるものは、また別の戦争(朝鮮戦争)が起きた時に金属の価格が上がったので、いろんな人に盗まれて持っていかれてしまいました。


自然に還る弾薬庫

弾薬庫の中の天井から、水がポタポタ落ちていました。その水が100年かけて、鍾乳洞(しょうにゅうどう)のように、タケノコみたいな形を床に作っていました。これを「石筍(せきじゅん)」といいます。


そして現在、この暗くて涼しい弾薬庫の中はたくさんのコウモリの家になっています。このコウモリたちは絶滅危惧種なのだそうです。飛び交うコウモリにぎゃあぎゃあ言っている子供たち。こうやって平和な時が続けばいいな。。



【あらとんとん到着!】

いろんな戦跡を見ながら、久慈(くじ)集落に到着しました。本村信行さんとはここでお別れです。島の歴史をたくさん教えてくださってありがっさまりょうた。


さて、今日のお宿はこの久慈集落にある廃校となった久慈小中学校跡地にできた「あらとんとん」さんです。「あらとんとん」とは久慈の言葉で“くらげ”のことなんだそうです。


荷物を置いたら、お昼ご飯を校庭のガジュマルの下でいただきましょう!


【海へ向かおう!】

食べ終わったら、いよいよ海へ向かいます。着替えはばっちりですね。今日はなんと船に乗って、プロのガイドさんとともにシュノーケリングを行いたいと思います。


今日お世話になるのはダンデライオンさん

船に乗る前に、シュノーケルの使い方などを教わっていきます。


注意事項を全部聞いたら、ライフジャケットを着て、どんどん船に乗り込みます。



シュノーケルポイントまで、船で移動します!


【海の中へ】

天皇浜というポイントにつきました! シュノーケル経験があり、泳ぎが得意なチームとちょっぴり泳ぎが苦手かもなチームに分かれて、ガイドさんたちと海に入っていきます。

怖がっていた子供たちもすぐに慣れて楽しそうにしています。


そして、ダンデライオンさんがドローンで撮ってくれた画像がすごい!



ダンデライオンのみなさん、ありがっさまりょうた~!


【BBQ】

たっぷり海で泳いだ後、「あらとんとん」に戻りシャワー浴びて着替えました。

もうお腹がペコペコです。お肉を焼きましょう!


ヒゲ先生と野獣先生が火おこしのやり方を男子に教えています。

みんなが協力して、せっせと準備をしていきます。


女子はようこさんとおにぎりを握ってくれていますね。


それではみんなでいただきま~す!

自分たちで焼いたお肉はちょっと生焼けのところもあったけど、とっても美味しかったね。



【ナイトウォーク】

夕食の後は、あらとんとんの周りをぐるっとナイトウォークしました。

野獣先生が、リュウキュウコノハズクの声をまねして呼ぶやり方を教えてくれました。


とっても近くまで来てくれたみたいです!


ナイトウォークから帰ってきたら、みんなでアイスを食べてひとやすみ。


【花火】

そして、最後は花火をしました。校庭を広々と使って楽しかったね~。



今日一日、いろんなことを体験して疲れてぐったりのみんなはすぐに眠りに落ちました。


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【ラジオ体操/草むしり/朝ごはん】

おはようございます! 気持ちの良い朝です。


さあ、6時40分からはラジオ体操です。


ラジオ体操の後は、ちょっとだけお手伝いで校舎の周りの草むしりを行いました。


体を動かしたあとは、みんなで朝食を食べました。

名瀬の老舗パン屋「フランドール」さんの名物パン“ともみちゃん”とバナナです。

この後は、自分たちが使ったお部屋を片付けようね~。


【振り返り】

帰りの荷物をまとめたら、最後は1人ずつ振り返りを述べていきます。


昨日は、同じ島の中でも戦争の遺跡が残っている場所や、東京大学の研究所などを見て回り、自分たちの知らないことをたくさん学ぶことができました。午後からは、プロのガイドさんとシュノーケリングができ、一晩仲間たちと過ごして、とても仲が深まったようですね。

あらとんとんの代表・昌谷 榮四郎さんからは、昨日から久慈集落に子供たちの声が響いていて、集落の人は大変喜んだと思います。来てくれてありがとう、また来てくださいねと温かいお言葉をいただきました。


あっというまに、あらとんとんを離れる時間になりました。

しまバスさんが到着しています。昌谷さんと別れを惜しみながらバスに乗り込みました。


【解散】

11時過ぎに、バスは昨日出発した長浜観光船バースに戻ってきました。

なんだか数日たったようにも思えますね。保護者のみなさんが迎えに来てくれています。


無事に戻ってくることができ、ここで解散となりました。


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【ご協力ありがっさまりょうた】

しまバスさん、ガイドの本村信行さん、東大医科学研究所の川合 覚さん、ダンデライオンの皆さん、あらとんとんの昌谷 榮四郎さん、昌谷 正明さん、奄美せとうち観光協会の畑弘己さん


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