【志塾】シマの誇り 黒糖焼酎
- 放浪館管理人
- 20 時間前
- 読了時間: 7分
6月28日、「シマの誇り 黒糖焼酎」ワークショップが行われました。
しまっちゅにとって、生活に欠かせないもの、または行事や神事にも必ず関わるもの。
それは黒糖で作ったお酒「黒糖焼酎」です。なかなか子供たちには伝えることが難しかったこの黒糖焼酎について今日は一から学んでみたいと思います。
〇講師紹介
奄美高校商業倶楽部から、飛松 千暁先生、小西 愛音さん、祐名 妃花さん、泉 夏連さんの4名がきてくれました。
奄美高校商業倶楽部みなさんは黒糖焼酎のことを研究し、鹿児島県代表として長崎県佐世保市で開催された「第24回九州地区高等学校生徒商業研発表大会」に出場し、 優良賞(第4位)という評価を受けました。

谷山 健弘さん
龍郷町にある町田酒造株式会社で20年以上、黒糖焼酎の製造と研究に携わっておられる方。志塾生のお父さんでもあります。
はじめに、飛松先生から素敵なご挨拶を頂きました
「皆さん、うがみしょうらん。今日は貴重な講座に参加していただきありがとうございます。高校生と一緒に黒糖焼酎について学べることを嬉しく思います。
私たちは商業倶楽部で、地域の課題を調査・研究し、解決策を考える活動を行っています。
これからの時代は、自ら課題を見つけ、考え、行動する力が大切になります。
今日のように小学生のうちから奄美大島の文化に興味を持ち、学ぶことは、将来地域を支える力につながります。高校では「総合的な探究の時間」があり、皆さんも小・中学校での学びを積み重ねることで、より深い探究ができるようになります。
高校生も地域文化を受け継ぐために活動しています。今日は高校生と一緒に楽しみながら黒糖焼酎について学び、奄美の文化への理解を深めてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。」
〇黒糖焼酎ウルトラクイズ?!
→ 焼酎についての知識を深める

商業俱楽部のお姉さんたちからクイズを出題してもらう前に、みんなの宿題を確認しました。おうちにあるお酒や、知っている銘柄などいろいろ発表してくれました。
さて、この宿題のなかにクイズのヒントがあったかな?早速クイズが始まります。
いくつかクイズをご紹介します。
第1問 黒糖焼酎は、どこの地域で作っていいでしょうか?
最初から、かなり難しそうです?? チーム制で話し合って考えて答えをまとめます。
答えはC!奄美群島だけでしか作られていません。最初の問題の解答から「へえ~」という声も聞かれました。
第3問 奄美群島5つの島で、黒糖焼酎を製造できる蔵元は、全部でいくつでしょうか?
続く質問もかなり苦戦しています。スーパーなどではよく見かけるけどそこまで考えた事が無かったという子供たち。それはそうですよね。飲んだこともないのですから。
第4問 今から約420年前(江戸時代)、奄美の人々はとても苦労して黒糖を作っていました。その当時黒糖は、何のために使われていたでしょう?
第5問 黒糖焼酎が、奄美群島だけでつくることになった歴史的な出来事はなんでしょうか?
そして、どんどん歴史の話になっていきました。黒糖焼酎は島の歴史と深く関わっているんですね。
そして8問目以降はプロフェッショナル谷山さんに交代!
とてもマニアックなクイズが飛び出します。
第10問 黒糖焼酎を造る職人さんが、発酵(はっこう)の途中で特に気をつけて管理していることは何でしょう?
大人はみんなCを選びました笑

このほか、焼酎作りには米麹というものが欠かせないというのも知ったり工場ではとてもとても大きなタンクで作っていることも分かりました。
なかなか難しいクイズでしたが全問正解のチームもいました。
このクイズで、黒糖焼酎をとても良く知ることができました。
〇黒糖焼酎かるた
次は少し力を抜いてかるた取りをを行います。

これは、黒糖焼酎が奄美群島のみで製造されていることを意識させるための活動で、
各島々の代表銘柄をかるたにしたものです。
遊び方は詠み手が、上の句「島名」下の句「蔵名」を詠んで
その蔵が製造している代表銘柄をあてるというものです。
それでは、はじめ!
「おきのえらぶじま~」と詠みあげると、「はいっ!!」と手が出ました。

沖永良部島の蔵は以下の3つのうちどれかです。まぐれなのか当たりました。
原田酒造=昇龍、 新納酒造=天下一、 沖永良部酒造※=稲乃露
※「徳田酒造」「竿田酒造」「沖酒造」「神崎産業」の酒類共同瓶詰販売会社
こういった調子で全17蔵の代表銘柄かるたとりやってみました。
かるた取りで、みんなはすっかり焼酎銘柄を覚えたようです。すばらしいっ!
〇お昼ごはん&黒糖ドリンクで乾杯!
ちょっと早めのお昼をご飯を食べています。
そして、、ご飯を食べ終わったところでちょっとした提案がありました。
一般的に乾杯はビールと大体決まっていると思うのですが、奄美市では地場産業の振興と地域ブランドの確立のため、全ての宴会において黒糖焼酎での乾杯を推奨する条例があります。
島の方言で「乾杯」を意味する「ディ!乾杯」という掛け声で楽しむのが特徴です。
そこで子どもたちもノンアルコールで乾杯できないだろうか考えました。
試作を2品作ってみました。

カタブリ
短時間の激しいにわか雨を奄美の発酵飲料「みき」と黒糖ジンジャーエールとわたがしで表現しました。

ドシャブリ
梅雨末期など激しい雨が降り続く様子を、黒糖シロップと豆乳で表しました。
今日はみんなで「ドシャブリ」を作って乾杯します。
理科の実験のように、自分たちで作っています。さあ、用意できたかな。
それでは「黒糖ジュースで、でぃかんぱーい!」

大人になっても、お酒が苦手な人はこれで乾杯したらいいかもしれませんね。
〇ラベル作成~名前~
お酒は二十歳になってから。志塾のみんなはまだ10~12歳です。
そこで20歳になった時に飲むために記念のボトルを作ることにしました。
まずは名前を考えてみることにします。難しいね。みんなで色々な話し合っています。
それぞれの班から素敵な案が上がってきました。

志塾焼酎/祝い焼酎/未来/大成/七色/
あうん※1/むずらしゃ※2/祝(ユエ)※3/月光/愛(かなしゃ)※4
※1 放浪館志塾がある場所の方言名 ※2 方言でワクワクする面白いもの ※3 方言でお祝いのこと ※4 方言で愛おしいこと
飛松先生「〇〇焼酎を入れたほうが良いのでは?」
谷山さん「短いほうが良いかもね」
ヒゲ先生「一文字のほうが書きやすいし、余白に絵も描ける」
などそれぞれのプロフェッショナルのご意見をいただきました。

最後は投票制で、、ついに決定!!!!「ムズラシャ焼酎 祝(ユエ)」
〇ラベル作成~デザイン~
ラベルのサイズにつくられた紙に一人ずつ自由にデザインします。
さあ、やってみよう!
どんどん描く子もいれば、下書きに精を出す子、まだ悩んでいる子いろいろですね。
宿題で撮ってきた他の焼酎ラベルも少しお手本にします。
たくさん時間を取りましたが、気合が入っていてまだ完成しないという子もいました。
一旦、手を止めてそれぞれ班内で、作品の思い伝え合いました。
そのあと、各班の代表が1名ずつ前に出てきて、発表してくれました。
いかがでしょうか? 素晴らしいラベルが出来上がりました。

全員の分が揃ったら、ラベルを印刷して瓶に貼付します。
ムズラシャ焼酎・祝(ユエ)は皆さんにプレゼントいたします。
20歳のお酒が飲める時まで楽しみに待っていてね。
今日のワークショップでまだ飲んだことのない黒糖焼酎について、
もしかしたら大人よりも詳しくなったかもしれません。ぜひおうちでお話してみてね。

奄美高校商業倶楽部のみなさん、飛松先生、谷山さん
今日はありがっさまりょうた。
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