6月16日、ムスコとミキを作ろうのワークショップが行われました。
本日は、放浪館を飛び出して龍郷町の施設・りゅうがく館をお借りしました。
ムスコは先月のワークショップでもお伝えしたようにお盆に奄美で食べられる伝統菓子です。ミキは奄美伝統の発酵飲料で、お米とサツマイモの汁,砂糖を用いて作られます。
【ゲストティーチャー】
本日のゲストティーチャーは泉和子(いずみかずこ)先生。
「心を伝える奄美の伝統料理」という本も出版されています。
奄美の郷土料理を研究しておられる和子先生は
いつもやさしく子供たちに島の食べ物のことを教えてくださいます。
【島料理クイズ】
今日も元気にクイズから始まります。
シマの料理に関するクイズなので、意外と難しく苦戦しているようでした。
【ミキ作り】
身だしなみ整えて手を洗ったら、先生が簡単にミキの作り方を説明してくださいました。
後ろのホワイトボードにも工程が詳しく書いてあります。道具はちゃんとあるかな?
早く作業に取り掛かりたくてうずうずしている子供たち。
ちゃんと聞いていたかな? 分量を間違えると出来上がらないこともありますよ。
前の晩からお水浸していたお米を量って、お水と一緒にしてミキサーで細かくします。
とにかく早くミキサーのボタンを押したい!!そんな気持ちがあふれていますね。
ミキサーから出したお米と水を熱していきます。
水気が無くなってドロドロとしてきたら火を止めて冷まします。
最後はサツマイモの搾り汁と砂糖を加えます。
これで作業は終わりですがすぐに飲めるわけではありません。
一昼夜程おいて発酵した後、飲むことができます。
そのまま発酵を楽しみながら1週間ほど飲むこともできます。
おうちに持って帰って育ててみてね。
【お昼休憩】
大興奮で作業していた子供たちも、お腹がすいて元気がなくなってきました。
お昼の時間になると外の高倉の下で、おうちから持ってきたお弁当をみんなで広げていました。お座敷でお行儀よく食べているチームも。
【ムスコ作り】
まだまだ外で遊びたかった子供たちも調理室に戻ってきました。
午後はムスコ作りです。今日のために先月My木型を制作しました。
ワクワクしますね!
午前中と同じように、必要な道具と材料を確認して始まりました。
ムスコの材料はさらに分量間違わないようにね!
はったい粉(麦芽粉)と黒糖粉を量ってふるいにかけます。
そして、水飴とお湯・焼酎少々を混ぜたものと粉を合わせます。
※この時に、だらだらとやっていると粉が固まったり、よく混ざらなかったりするので
「時間が勝負です!」と和子先生からの指示がありました。
大きなボールに小さい手を何本も入れて、先生の指示通り素早くかき混ぜています。
いい感じ!!
さあ!それでは型にはめていきます。隅々まで粉が入るように体重をかけて押します。
さて、これをどうやって型から取り外すのか??
この麺棒を使って、木枠の端を“カンッ”と強めに叩きます。
すると~~~ わああ。みんなの声が調理室に響きます。
そして次から次にムスコが作られていきました。
あちこちで“カンッ”“カンッ”と小気味よい音がしています。
和子先生が持って来てくださった型と自分たちで作った型を試しながらたくさんのムスコができました。
【おもてなし試食会】
最後はいつも送り迎えしてくれる家族と一緒に試食会。
思っていたよりおいしい!の声が上がりました。
ミキは苦手な子が多いのですが、自分で作ったものは飲めましたと後日感想をくれる子もいました。これで、今年のお盆はMy木型でムスコ菓子を作ってご先祖様をお迎えできますね。お盆が待ち遠しくなりました。
和子先生からもよく頑張りましたのお言葉いただきました。
先生ありがっさまりょうたー!! またいろんな料理を教えてください。
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